お知らせ
NEWS
2020.09.11
「大分車いすマラソン2020」の開催について
第40回記念大分国際車いすマラソンの延期に伴い、国内在住選手の参加に限定した「大分車いすマラソン2020」を令和2年11月15日(日)に開催します。
新型コロナウイルス感染症の影響で、東京パラリンピックをはじめ、国内外の大会が相次いで中止・延期となり、選手が日頃の努力の成果を発揮する機会が失われています。その中で、日本のパラスポーツ発祥の地である大分として、選手、スタッフ及び県民をはじめ大会を応援いただくすべての方と共に大会を作りあげ、車いすマラソンの勇気と希望の灯を未来につないでいきたいと思います。
障がいを持つ方のことを、「Challenged(チャレンジド)」という言葉で表現する国があります。1981年の第1回大分国際車いすマラソンの開催にあたり、様々な困難を乗り越え開催に尽力されたパラスポーツの父と呼ばれる、(故)中村 裕博士(社会福祉法人 太陽の家創設者)をはじめ、これまで大会に関わっていただいたすべての方に思いを馳せるなかで、事務局としては覚悟を持って困難にチャレンジする道を選択しました。
事務局ではこれまで、感染予防対策に万全を期すため、医師等の専門家を交えた「大分車いすマラソン2020における新型コロナウイルス感染症対策のための諮問委員会」を設置して、感染予防対策等について様々な検討を行ってきました。
主な対策例は以下のとおりです。
(1)参加者を国内在住選手に限定
(2)開会式、パレード等の関連行事の中止及び規模縮小
(3)ボランティア等のスタッフを削減し、県内在住者に限定
(4)感染拡大状況を踏まえた大会実施基準の策定
(5)選手について、大会前日の検査を実施(検討中)
(6)選手・スタッフ等の体調管理表の提出及び受付時の検温実施
(7)競技終了後、入賞者を除く選手を速やかに会場外に移送し密集を防止
(8)選手・スタッフ等への衛生物品の配布(消毒用アルコール、マスク等)
(9)選手・スタッフ等を移送する車両を増やし三密を回避
(10)医療体制の拡充(体調不良者の診察を行う後方支援病院の確保等)
(11)沿道・競技場での応援自粛 等
今後の新型コロナウイルスの感染拡大状況等によっては、大会を中止せざるを得ないことも考えられますが、引き続き状況を注視しながら、安心・安全に大会を開催できるように、万全の準備を行い、皆さまと一緒に、開催してよかったと思っていただける大会を作りあげて行きたいと考えています。何卒ご理解とご協力をよろしくお願いします。
エントリーは9月14日(月)から開始予定です。詳細については大会HP等でお知らせします。
令和2年9月11日
大分車いすマラソン2020事務局