1981年の国際障害者年に世界初となる車いす単独のマラソン大会としてスタートした「大分国際車いすマラソン」は、これまで40年を超える歴史を刻む中で、延べ12,366名の国内外のアスリートが限界に挑み、世界パラ陸上競技連盟公認の大会として、世界最高峰のレースへと発展してきました。
昨年は、海外12か国から41名、国内30都道府県から149名の計190名の選手が魂のこもった激走を繰り広げ、沿道からの熱い声援の下、大会を大いに盛り上げていただきました。また、開会式やまちなかパレードの恒例行事では、選手と県民の皆さんが一体となった大分ならではのおもてなしを行うなど、心のこもった素晴らしい大会となりました。
マラソン男子T34/53/54では、中国の金華選手がレース終盤まで繰り広げた鈴木選手との接戦を制し、アジア新記録で大会初優勝を飾りました。マラソン女子T34/53/54クラスでは、スイスのカテリーヌ・デブルナー選手が世界王者の名にふさわしい圧巻の走りで大会連覇を果たすなど、世界最高峰のレースが各クラスで展開されました。
今年の大会では、アスリートたちが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えるとともに、ボランティアや応援の皆さんをはじめ、すべての関係者の皆さんと力を合わせて、心をひとつに大会を作り上げてまいります。
日本パラスポーツ発祥の地「OITA」で、この秋、皆さんとお会いできることを楽しみにしています!
第44回大分国際車いすマラソン
大会会長 大分県知事 佐藤 樹一郎