1981年の国際障害者年に世界初の車いす単独のマラソン大会としてスタートした「大分国際車いすマラソン」は、これまで多くの車いすアスリートたちが感動の歴史を積み重ね、世界パラ陸上競技連盟の公認大会として、世界のトップアスリートはもとより、国内外から集う多くの選手がしのぎを削る世界最高峰のレースへと成長しました。
昨年は、本来、開催予定であった第40回記念大会を新型コロナウイルス感染症の影響により延期し、代わって様々な感染防止策を講じながら国内選手に参加を呼びかけ、「大分車いすマラソン2020」を開催しました。
あらためて今年の第40回記念大会では、市街地を縫うように走っていた従来のコースを直線主体のフラットなコースへと一新し、世界のトップアスリートや大会ゆかりの海外選手8名を含む国内外148名が競い合う2年ぶりの国際大会として開催します。また、今回は、昨年以上に感染防止策を徹底し、すべての関係者が安全、安心に参加できる記念大会を目指します。
この夏、幾多の熱戦やアスリートたちの勇姿が大きな感動を呼んだ東京2020パラリンピック競技大会の余韻も残る中、次は、パラスポーツ発祥のこの地で、県民やすべてのスタッフの皆さんと、まさに「大分一丸」となって第40回記念大会を開催し、歓喜の場面を共有できれば幸いです。
2021年11月21日、「ゴールは、ひとりひとりにある。」
それぞれのゴールを目指すアスリートの皆さん、ボランティアはじめ大会を支えていただく多くの皆さん方を、秋深まりゆく大分のまちが熱くお迎えします!
第40回記念大分国際車いすマラソン
大会会長 大分県知事 広瀬 勝貞